中小会社における戦略的役員報酬と税務(4訂版)

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■著者:小林磨寿美/大野貴史 共著
■発刊日:2025年10月24日
■ISBN:9784754733803
■書籍紹介
中小同族会社は、現行の制度のなかで、経済環境の変化に対しもっとフレキシブルな役員報酬制度の構築がどこまで可能か、税務面での影響を睨みながら、プランニングすることが重要です。令和6年度税制改正では、税制適格ストック・オプションの年間権利行使価額の限度額の引上げがなされるとともに、譲渡制限株式について発行会社自身による株式管理スキームの適用もできるようになっています。令和元年改正会社法で、役員報酬としての自社株の無償交付が認められましたが、これを従業員に拡大する議論が進んでいます。4訂版を発行するに当たり、同族会社関係では、適正役員給与額等についての新たな裁決例、裁判例を盛り込み、また事前確定届出給与の取扱いについて、あらたな裁決例やそれにより引き起こされた最近の議論を踏まえた解説を行っています。税務訴訟となると、今まで積み重ねられた判例実務の壁の厚さを感じることも多いですが、主観性、恣意性を超える指針の模索を続け、企業の担当者や専門家の実務の手がかりとなることを心がけて執筆しました。中小会社の戦略的役員報酬制度の活用に寄与し、中小会社の持続的発展の一助となる一冊です。

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