改訂版 外国人の税務と手続き
■著者:阿部行輝
■発刊日:2021年2月1日
■ISBN:978-4-7931-2610-9
■書籍紹介
●令和2年初頭から始まった新型コロナウイルス感染症拡大の影響により外国人労働者数は一時減少しているものの、コロナ禍が収まれば外国人労働者の数は再び増加してくるものと考えられます。
●しかしながら、外国人の税務については、居住者・非居住者の認定から始まり、恒久的施設を有するか否かによって課税はどうなるのか、源泉所得税はかかるのかどうか、確定申告を行う必要があるのか、確定申告を行うとすれば課税所得の範囲はどうなるのか、税金の計算方法に特別なやり方があるのか、確定申告の際特別な書類は必要なのか、申告書や届出書の書き方はどうするのか、租税条約との関係はどうなるのかなど、迷うところが多くわかりにくいのが実情だと思われます。
●本書では、外国人に関する税務と必要な手続きに関する疑問に答えるため、筆者が今まで外国人本人、会社の人事・経理担当者、税理士、公認会計士などから受けた質問のうち特に多かった事例や実務上数多く出てくる事例をもとに図表などを用いてわかりやすく解説しています。
また、実務で活用できるよう、申告書及び届出書の記載例を数多く取り入れています。
さらに、外国人の方は母国で不動産や金融資産を保有していることが多いことから、それらの税務上の取扱いについても説明しています。
●これに加え、改訂版では、税務以外にも在留資格と外国人の社会保険について重要項目を取り上げています。
また、参考資料として、国税庁が公表した「国税における新型コロナウイルス感染症拡大防止への対応と申告や納税などの当面の税務上の取扱いに関するFAQ」の内、外国人課税に関係しているもの等を抜粋して収録しています。