中小会社における戦略的役員報酬と税務(3訂版)
■著者:小林 磨寿美 / 大野 貴史 共著
■発刊日:2022年12月 2日
■ISBN:978-4-7547-3066-6
■書籍紹介
役員報酬について、経営戦略的な視点に基づいた改革が必要であるとして、中長期・業績連動・株式報酬の3要素が求められるようになり、税制においても、平成29年度改正において、株式報酬等の取扱いについての整理がなされました。これらにより、上場会社では、株式報酬を採用する企業が増加の一途をたどり、そこで、令和元年会社法改正で、さまざまな上場会社の役員報酬の会社法規制の改正がなされました。
中小同族会社についても、会社の存続発展のためには中長期的価値創造が重要なことには変わりなく、役員に対するインセンティブも必要です。現行の制度の中で、経済環境の変化に対しもっとフレキシブルな役員報酬制度の構築がどこまで可能か、税務面での影響を睨みながら、プランニングすることが重要です。
本書は、中小会社における戦略的役員報酬制度の活用に寄与する実務必携書です。
今回の改訂では、会社法改正による役員報酬の改正とともに、実経済に寄り添う税制の対応を織り込んだ、企業担当者や専門家の実務の参考となる1冊です。